Approved 松尾大蔵
-first solo exhibition

会期:2004年7月24日(土)〜29日(木)
開場:12:00-19:00
会場:毎日アート出版1階画廊
入場無料

 長崎出身のアーティスト、松尾大蔵(だいぞう)の個展としては初の作品発表。

 アーティストにはいろんなタイプがあると思うのだけれど、松尾さんの場合は、とてもシャイで、発表するという欲望はかなり希薄な気がする。今回の初個展も本人としてはまだその段階なのかどうか迷いがあるのかもしれない。しかし生み出すという天性の渇望がこの作家を制作に向かわせている。アートに対する愛情と、問題意識そして不信感など、彼独自の誠実で真摯な精神が、作品に現れている。
 今回の発表は近作を中心に二つの傾向の作品となっている。投げつけられたバナナの皮の跡が定着されたモノと、自分の手から生み出されたイメージを画面に定着させた作品。特に後者は、作家が自分で筆を動かしながら、しかも感情を投影させないことに成功している。
 余計な説明はこのへんにして、是非みてもらいたい。

'untitled'

投げつけらたバナナの皮(肉も試したが、肉の形がはっきりわかるのでやめた)

近作 キャンバスに鉛筆(作家のフェイバリット)
松尾大蔵 (まつお だいぞう)
1977年4月24日 長崎出身。鎮西学院高等学校卒業、諫早造形研究所修了
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