第五回 六雅の会

■2002年7月15日(月)〜18日(木)
■会場:毎日アートギャラリー
■時間:午前11時〜午後7時
(最終日は午後6時)
■休日:会期中無休
■入場料:無料

 今回で5回目となる六雅の会は個展を中心に活躍中の人気日本画家六人によるグループ展。
 全員が東京芸術大学で日本画を学び、ほぼ同世代とあってつき合いも古く、なんと予備校時代から知っていたという作家同士もいます。
 芸大の日本画出身といえば、日本画家にとってエリートコースだが、意外に日本画家として続けている人は少ない。
 そんな中これだけ同世代の作家が現在も活躍しているのは珍しいことだそうです。三十年にわたるお互いの切磋琢磨が、彼らの作家活動のいい刺激となっているようです。

黒岩善隆 くろいわ よしたか
昭和26年神奈川県川崎市生まれ。51年サロン・ド・プランタン賞受賞。52年創画会初入選。53年東京芸大大学院日本画専攻修了。現在は個展を中心に全国の三越、高島屋等百貨店、画廊で作品を発表。
「尾瀬の朝」6F
佐々木裕而 ささき ゆうじ
昭和26年北海道生まれ。49年安宅賞受賞。53年東京芸大大学院日本画専攻修了。当初から無所属で活動。日本橋三越、日本橋高島屋他全国の百貨店、画廊で個展を中心に活躍。
「黎明綿菅野」6F
杉本洋 すぎもと ひろし
昭和26年 東京都生まれ。52年東京芸大大学院日本画科修了。53年日春展初入選、加藤東一に師事。58年日展初入選。平成元年出雲大社大阪分祠神殿襖絵制作。5年秋篠宮家扇面画制作。6年秋川地蔵院本堂天井画制作。7年福生清岩院本堂襖絵制作。10年出雲大社大阪分祠屏風絵制作。11年京濱伏見稲荷神社参集殿壁画制作。その他個展を中心に活動。6年にはカナダ、ビクトリア美術館での展覧会が決定している。
「春筍」6F
羽柴正和 はしば まさかず
昭和24年福島県相馬市に生まれ。52年東京芸術大学日本画科卒業。53年イタリアヘ留学。56年春季創画会展初入選。平成3年現代日本の屏風絵展出品(独フオルクウントビルシャフト州立美術館)。4年平成の山水展出品(ニューヨーク、日本)。9年 奈良橋寺格天井絵寄進。10年外務省買い上げ、東京芝増上寺格天井寄進ほか。その他個展を中心に活躍。
「初夏の頃」6F
藤田志朗 ふじた しろう
昭和26年京都市に生まれる。51年安宅賞受賞。55年東京芸術大学大学院日本画専攻修了。56年創画会初入選。59年創画会賞受賞(63年)。61年現代美術選抜展出品(文化庁主催)。平成4年川端龍子賞展優秀賞受賞。その他個展多数。現在  創画会会友、筑波大学教授。
「月椿」6F
二川和之 ふたがわ かずゆき
昭和29年香川県高松市に生まれる。50年日本美術院展初入選。51年金沢美術工芸大学日本画科卒業。53年東京芸術大学大学院日本画科修了。58年東京セントラル美術館大賞展出品ほか。当初より個展を中心に活躍、日本橋三越、新宿伊勢丹、上野松坂屋等全国での個展多数。
「Rydal Water」 6M
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