−吉祥の馬と富士を描く−
村松秀太郎個展

平成13年11月26日(月)〜29日(木)

 日本画壇の創画会会員で大阪芸術大学教授をつとめる村松秀太郎先生の新作展。
 常に人間の内に潜む剛、生と死などをテーマに、力強く大胆な作品を発表し続ける村松画伯。平成8年から翌年に掛けて担当した日本経済新聞の大ヒット連載小説「失楽園」(渡辺淳一作)の挿絵はまだ記憶に新しい。また一昨年には東京・芝にある増上寺の中広間の大襖絵を約1年かけ完成するなど精力的な活動が続いています。今回の個展では来年の干支でもある馬を中心に18点の新作を発表。千葉県市川市在住の画伯は今回の個展にそなえ、近郊の中山競馬場の調教施設を一夏のあいだ取材、秋の創画展でも馬の群像を描いた大作を発表しています。

「駆る」と「静馬」は画像をクリックすれば大きいイメージを見ることができます。
村松秀太郎略歴

昭和10年 静岡県清水港に生まれる  
  38年 東京芸術大学専攻科修了
     新制作春季展受賞4回 (39,49,54年)
     新制作展新作家賞受賞3回 (43,46年)
  51年 第3回創画会展にて受賞(春、秋)個展(銀座 フマギャラリー)
  53年 創画会会員推挙
  56年 山形県金山町役場の大壁画完成(陶板)
  60年 立教高校図書館壁画完成
  61年 大個展(セントラル美術館)
  63年 筑波大学助教授
平成 3年 筑波大学教授就任
   7年 「膠彩画」4カ国(中国、韓国、台湾、日本)シンポジウム
      於・台湾省立美術館(台中)
   8年 日本経済新聞連載「失楽園」(渡辺淳一作)挿絵制作
      (9月〜翌年10月)
   9年 画集「失楽園」出版(丸善)
  10年 筑波大学退官記念展(つくば美術館)
      村松秀太郎自薦展(日本橋高島屋)
      第1回META展(日本橋・丸善 以後毎年開催)
  11年 増上寺天井絵、中広間襖絵(双龍と天女)17枚制作
     「増上寺天井絵展」 (日本橋三越、京都高島屋)
  12年 大阪芸術大学教授就任
現在 創画会会員、日本美術家連盟委員、大阪芸術大学教授

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