川合玉堂「彩雨」〈軸装〉 [ 限定200 部] 【仕様・体裁】 ホームページへ戻る |
川合玉堂「彩雨」〈額装〉 [ 限定200 部] 【仕様・体裁】 ホームページへ戻る |
||||
豊かな自然の息吹と
人間への賛歌を描いた
玉堂芸術の代表傑作 四季の多彩な情景と人々の生活を描き続けた近代日本画壇の巨匠・川合玉堂。 画伯は愛知県に生まれ、 23 歳で橋本雅邦に入門、雅邦とともに日本美術院の創立にも参画します。 晩年には奥多摩に居を構え自然の中で叙情豊かな風景画を生み出し、 昭和 15 年彩雨を発表して文化勲章受章、画壇での地位を確立しました。 その ふるさとの記憶 とも言うべき作品の数々は、 世代を超えて今も多くの人々に自然を愛する優しさを与え続けています。 「彩雨」は昭和15 年、紀元2600 年奉祝美術展への出品作である。 小雨にけぶる山里の秋を描いたこの作品は川合玉堂の代表作であるとともに、 近代日本画の代表作と言っても過言ではなかろう。 この情緒深い美しい画面は、まさに川合玉堂の世界であり、 殺伐とした現代社会がどこかに忘れてきてしまった美しい日本の原風景と、 そこに暮らす庶民の姿を生き生きと表現している。この「彩雨」という言葉は玉堂の造語で、 美しい紅葉に雨までも染まって見えるといういみであろう。 「彩雨」を発表した昭和15 年11 月、式典当日に川合玉堂は文化勲章を受章している。 川合玉堂 (かわい ぎょくどう)明治6年― 昭和32年(文化勲章受章) 愛知県生まれ。東京青梅で没。別号、偶庵。師・望月玉泉、幸野楳嶺、橋本雅邦。日本美 術院創立に参加。第一回文展審査員を務め、以後長く官展を中心に活躍。東京美術学校教授。 帝室技芸員。帝国美術院会員。文化勲章受章。 |
||||
Copyright 2006 Mainichi Art Shuppan Co., Ltd.All rights reserved