伊藤若冲・筆「豆花双鶏図」木版画軸装【限定150部】

江戸時代の日本を代表する画人・伊藤若冲
「鳳凰」にたとえられる「若冲の鶏絵」
江戸末期から明治初期の貴重な版木を使用して摺られた木版画複製…

【仕様・体裁】
制作:
芸艸堂 UNSODO
技法:古法手摺木版画12版39度摺り
用紙:越前生漉奉書紙
彫板:芸艸堂伝存版木使用
摺師:佐治敬造
画寸:天地79x左右37センチ
軸寸:天地160x左右50.5センチ
表装:一文字・風帯…準金竹屋町唐草朱箔
    中廻し…宇田野裂花鏡唐草
   天地…綿支那パー
  軸先…うるみ塗砂子
税込価格 189,000円(本体価格 180,000円)

※お届けする作品は、この画像とは多少色が異なって見える場合がありますのでご了承ください。

【図柄解説】
図柄は、花とさやをつけた隠元豆の枝下に、正面を向いた雄鶏と寄り添う雌鶏が描かれ、干支の縁起物あるいは家庭(夫婦)円満を象徴した吉祥画の類と思われます。
「米斗翁」の署名と「藤女鈞印」、「若冲居士」の落款から勘案すると、若冲晩年の作と思われます。細部まで描き込まれ、美しく光沢を放った羽の質感は見事で、しなやかに立つ尾羽の黒と白、真っ赤な鶏冠の大小と雌鶏の純白の対比も美しく際だっています。
本作は、人気が高い伊藤若冲の「豆花双鶏図」の原画を基に制作された木版画です。京都の富貴な家の所蔵品を木版画に仕立てたもので、江戸後期から明治初期に彫刻された版木を使用して再摺しています。

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伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)略暦
正徳6年(享保元年)-寛政12年(1716-1800)。江戸中期の画家。名は汝鈞、字は景和、若冲のほかに斗米庵、米斗翁の号がある。京都錦小路高倉の青物問屋の跡取り息子として生まれ、京都深草でその85年の生涯を閉じた。初め狩野派を学んだが、さらに宋元明の中国絵画を研究し、また身辺の自然を直接学ぶ事によって独自の画境に到った。装飾的な花鳥画には尾形光琳の影響も認められるが、他方では、鋭く飄逸な水墨画を描いた。また特に鶏を描く事を得意とした。生涯独身を通し、晩年には深草の石峯寺の門前に隠棲した。代表作には、京都鹿苑寺大書院水墨障壁画(1759)、『動植綵絵』30幅(1770)、大阪府西福寺の金地濃彩襖絵『群鶏図』(1790)などがある。