歌川広重「東海道五拾三次」
完全復刻木版画全四十六図【限定150部

広重の不朽の名作『東海道五拾三次』全55図を
版木から復刻!初期摺りにこだわった複製の決定版

■監修・概要解説/山口桂三郎
       (国際浮世絵学会会長、立正大学名誉教授)
■彫  師/石井寅男 伊藤 進 遠藤光局
      小池 茂 渡辺和夫
■摺  師/板倉秀継 伊藤達也 岩瀬孝市
      佐藤景三 関 健二 松崎啓三郎
■版画用紙/特漉越前奉書
■絵柄寸法/天地22×左右35cm
■体裁:・収録木版画58葉(図版55枚のほかに外題、序文、目録があります)
   ・全版画保護マット収納(そのまま額装できます)
   ・特織布装帙函入り(限定番号入り
   ・専用額一枚付(額寸法39.8x54.5cm)
■発  行/平成十八年三月

税込セット価格840,000円

11.「箱根」
1.「日本橋」

【この浮世絵木版画の特長】

  • 現在残されている「東海道五拾三次」(保永堂版)の初版もしくは初版に近い版画を斯界の専門家が厳選し、その最良の作品を原として新たに版木を起こした。
  • 彫りと摺りは伝統の技術を現代に受け継ぐ浮世絵木版画彫摺技術保存協会の優秀なスタッフが担当した。
  • 原画の微妙な特徴を忠実に再現するため、特に描線の曲折起伏などを写真で拡大し、詳細に確認しながら彫り込んだ。
  • 絵の具は江戸期に使われた「弁柄」「丹」「雌黄」「藍」などを研究調合して使用、完璧な色彩の再現を期した。
  • 初期摺りにあくまで忠実に、という制作意図から不必要な古色などの加彩を避け、初版時と同質の仕上がりを目指した。
  • 版画用紙は原画と同様の特漉きの越前奉書紙を使用した。
収録図版画題一覧】
1.日本橋/2.品川/3.川崎/4.神奈川/5.保土ケ谷/6.戸塚/7.藤澤/8.平塚/9.大磯/10.小田原/11.箱根/12.三島/13.沼津/14.原/15.吉原/16.蒲原/17.由井/18.奥津/19.江尻/20.府中/21.鞠子/22.岡部/23.藤枝/24.嶋田/25.金谷/26.日坂/27.掛川/28.袋井/29.見附/30.濱松/31.舞坂/32.荒井/33.白須賀/34.二川/35.吉田/36.御油/37.赤阪/38.藤川/39.岡崎/40.池鯉鮒/41.鳴海/42.宮/43.桑名/44.四日市/45.石薬師/46.庄野/47.亀山/48.関/49.阪之下/50.土山/51.水口/52.石部/53.草津/54.大津/55.京師
46.「庄野」
16.「蒲原」
23.「藤枝」
14.「原」 55.「京師」
歌川広重 略年譜
1797 寛政九年 江戸八代洲河岸に生まれる。
1811 文化八年 歌川豊広の門に入る。
1812 文化九年 歌川の姓をゆるされ広重の名をもらう。
1818 文政一年 この頃役者絵を主に描く。
1825 文政八年 この頃から「近江八景」など風景画を描く。
1830 天保一年 一幽斎を名乗り風景画に専念する。
1831 天保二年 一幽斎がき「東都名所」が出る。
1832 天保三年 一立斎と改む。幕府八朔御馬献上行列に加わり京都に行く。
1834 天保五年 「東海道五十三次」完成。大評判をよぶ。
1838 天保九年 「木曾街道六十九次」に参加、七十枚中四十六枚を描く。
1841 天保一二年 甲州に旅する。「立斎」を用いる。
1842 天保一三年 「甲陽猿橋の図」「行書東海道」「狂歌入東海道」など。
1843 天保一四年 「東都名所」完成す。
1849 嘉永二年 「隷書東海道」
1853 嘉永五年 「不二三十六景」
1856 安政三年 「名所江戸百景」はじまる。
1857 安政四年 「六十余州名所図会」完成。「雪月花」「阿波鳴門之風景」
1858 安政五年 「名所江戸百景」完成。
        九月六日歿。
 辞世 東路に筆を残して旅の空 西の御国の名所を見む
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